ハムスターの耳の病気の症状とは!?原因は何?【耳の病気一覧】

2018年11月2日 12:20

ハムスターの耳の病気の症状ってどんな感じなの!?
「耳に腫瘍ができた」、「耳がなんか赤い気がする」、「よく耳をかいている気がする」、「耳がくしゃくしゃている」など、
小動物だからこそ、少しの変化でも気になってしまいますよね。
本記事では、そんな方に向けてハムスターがかかる耳の病気についてご紹介していきたいと思います。

ハムスターの耳の病気の種類とは!?

ハムスターの耳の病気の種類とは!?

小さくてとっても可愛いハムスター。
日頃から可愛がっている飼い主の方は、デレデレなはず。
回し車で走ったり、変なところで寝たり、ガツガツご飯を食べたりと、私たちを毎日癒してくれますよね。

そんな大事なハムちゃんの様子がある日、おかしかったら気になって仕方ないですよね。
今回は、彼らの耳の病気についてご説明していきたいと思います。
まず、ハムスターがかかる病気で主なものは以下の通りです。

・外耳炎(がいじえん)
・中耳炎(ちゅうじえん)
・内耳炎(ないじえん)
・アレルギー性皮膚炎
・腫瘍

以上のような病気が挙げられます。
では、それぞれどのような症状が現れるのでしょうか?
飼い主として、ハムスターの耳に現れる病気の症状や予防方法、そして対処方法を事前に知っておくことで、
早めの対応ができるかもしれません。
是非、最後までチェックしてみてください!

耳の病気1,外耳炎(がいじえん)

症状

・耳をしきりに痒がる
・膿が出ている
・耳から臭いがする
・出血している
・耳周りが脱毛している

原因

・耳垢が溜まってしまい、掻いた際に傷つけてしまった
・耳垢から細菌が繁殖してしまった
・清潔な環境ではなかった

基本的に、細菌の繁殖によってできる病気であり、その発生原因は傷からか、
不潔な環境からの細菌感染となります。

処置

・点眼薬(抗生剤、消炎剤など)
・飲み薬(かゆみ止めなど※症状がひどい場合)

予防

ハムスターの耳垢を掃除することはできませんし、基本的にはその必要もありません。
ただ、その際に自らで傷をつけてしまう場合や高齢になってきて、自分で掃除ができない場合に細菌が繁殖する場合があります。
なので、常に以上がないか、毎日の世話の時間に見てあげてください。
また、ケージの中を清潔に保っておくことも予防につながります。

耳の病気2,中耳炎(ちゅうじえん)/内耳炎(ないじえん)

症状

・フラフラする
・ハムスターが自らの尻尾をめがけてクルクル回る
・耳から膿が出る
・耳から臭いがする

原因

・外耳炎の悪化によるもの
・風邪によるもの
・呼吸器感染症による合併症など

上記のようなことが原因で耳に膿が溜まってしまい酷い場合、三半規管にまで達し、
平衡感覚を失ってしまい、片方に寄って歩いてしまったりします。

処置

・飲み薬(抗生剤)

予防

ハムスターが風邪を引かないような環境作りを心がける必要があります。
また、餌の栄養バランスもとても重要となってくる他、ケージ内を常に清潔に保つことも、
病気を予防するために必要な事となります。

耳の病気3,アレルギー性皮膚炎

症状

・耳の周りが赤い
・かゆみを伴う発疹が出ている
・広範囲での脱毛症状が見られる
・くしゃみをしている

原因

・床材
・餌や与えている食べ物
・遺伝によるもの
・その他人間が使用するものなど

処置

・ケージ内の環境や食べ物、ケージを置いている部屋の環境の見直し
・酷い場合には、病院でかゆみ止めを貰う

予防

どのようなものに飼っているハムスターがアレルギー反応を起こすかわかりません。
そのため、一度はそのような症状が見られる場合がありますが、
その際、原因となる可能性が高いものに関しては今後は使用しないようにする必要があります。
アレルギー反応が出るものとして、床材や食べ物、巣箱などが挙げられます。
その他、ケージを置いている場所などあらゆるものの可能性を考える必要があります。

耳の病気4,腫瘍(良性腫瘍&悪性腫瘍)

ハムスターにも腫瘍ができる場合があります。
ただその場合、耳だけに症状が現れるわけではありませんが、今回は耳の病気の一つとしてご紹介します。
腫瘍と言っても、良性腫瘍と悪性腫瘍の2種があります。
まずは、どのような種類があるのか見ていきましょう!

良性腫瘍 一覧

・脂肪腫
・膿瘍
・乳頭腫

悪性腫瘍について

悪性腫瘍というのは、人間と同じで癌という意味です。
ハムスターにできる腫瘍のうち、この癌の場合が比較的多いです。
もちろん、必ずというわけではありませんが、悪い意味の場合が多いということです。
ちなみに、この悪性腫瘍が見つかった場合には、病院に急いでいく必要があります。
この場合の処置方法としては、手術をするパターンと抗がん剤で治療するパターンがあります。
もちろん、高齢ハムスターの場合には手術が難しいことも多く、そのままどうにもできないこともあります。

予防

予防することはとても難しいと思います。
ただ、ケージ内を清潔に保ち、ハムスターのことを第一に考えた環境作りで少しでも病気をしないように、
快適に過ごしてもらえるように徹底することがすべての予防につながると思います。

ハムスターの耳の病気を予防するためには

ハムスターが耳の病気にならないために

ハムスターも人間と同じで、様々な部位に病気をします。
今回は、その中から「耳」にフォーカスして、発生する可能性のある病気をご紹介させていただきました。
紹介したもの多くは、飼い方次第で予防できるものばかりとなっています。
もちろん、不可抗力なものもありますが、耳の病気に関しては”清潔”に保つことが予防につながると思います。
では、どのような予防対策があるのでしょうか?

ハムスターの耳の病気の予防方法一覧


・飼育環境を清潔にすること
・アレルギーや病気の発症原因になるような床材やトイレ砂などの飼育用品を避けること
・健康的でバランスの良い食事を与えること
・常日頃からハムスターの様子を観察すること

上記のことを常に意識して、世話をしてあげてください。

もしハムスターの耳の異変に気づいたら

今回、挙げてきた耳の病気の症状に似たような症状が出ている場合は、速やかに病院へ連れて行って、治療をしてあげましょう。
本記事では、あくまで病気の症状や原因などを例にあげているにすぎません。
しっかり、病院で診察をして、病気を判明させて、治療してあげてください。

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