ハムスターの皮膚に関する病気の症状とは!?【皮膚病の一覧】
ハムスターの皮膚や表面上(毛)などに異常が出ている場合は何かしらの病気の可能性があるかもしれません。
皮膚炎や赤くなっている、ただれている、カサカサしている、ハゲている、しこりがあるなんて場合は、
皮膚に関する何かしらの病気にかかっている事を疑ったほうが良いかもしれません。
本記事では、ハムスターの皮膚病の症状、症状やその原因、予防方法などをご紹介しています。
ハムスターの皮膚の病気一覧!原因や予防方法もご紹介
今、ハムスターを飼っている方でペットに何かしらの症状が現れている方がこの記事をご覧になっている事かと思います。
まずは、自分のハムちゃんがどのような病気なのかを知る事から始める事が大事です。
そのためにはどのような症状がどのような病気なのかを知る事から始めるべきです。
まずは、飼っているハムスターに以下のような異常が現れた場合は病気を疑いましょう。
・皮膚炎を起こしている
・皮膚が赤くただれている
・皮膚の一部がハゲている
・皮膚が一部が腫れているorしこり(腫瘍)ができている
・脱毛を起こしている
・カサカサしている(乾燥)
上記のような症状が現れている場合、何かしらの病気を患っている可能性があります。
しかし、実際にどのような事が原因なのか、病院ではどのような処方をされるのか、また予防方法などあるのか、
これらについて分からない方もいるかと思いますので、
今から詳しい皮膚病の症状や原因、予防方法などについてご紹介していきます。
アレルギー性皮膚炎(あれるぎーせいひふえん)
症状
・皮膚や目、耳の周りなどが赤くなる。
・お腹やわき腹、胸など皮膚上に脱毛が起きる
・お腹などの皮膚全体のかゆみ及び発疹が出る
原因
・使用している床材や飼育材によるもの
・食べ物によるもの
・香水やタバコなどによる香りによるもの
処置
・床材や食材など、アレルギーの原因となっているものを避けるようにする。
・病院に連れて行き、医師からの適切な処方を受ける。(場合によってはステロイド剤の投与などを行う)
予防
日頃からハムスターを観察して、アレルギー反応を起こしていないか確認する。
また、アレルギーを起こしやすいであろう床材や飼育材は使用しない。
さらに、肥満にならないようにしっかりと食事管理や運動をさせるようにする。
ニキビダニ症(アカラス症)
症状
・首の後ろや背中、腰の毛などの毛が抜ける(脱毛)
・ひどい場合にはかゆみを伴うほか、引っ掻いた入り咬んだりしてしまい、さらに皮膚を傷つけてしまう場合がある
原因
・ニキビダニによるもの
・病気や加齢による免疫力の低下によってニキビダニの活動が活発になる事が原因
・ストレスや栄養不足によるもの
処置
・動物病院に連れて行って医師の適切な処方を受けさせる(ニキビダニを殺虫する投与剤などを受ける)
予防
・ウンチなどをこまめに取り除いてあげて、清潔な飼育環境にしてあげる
・栄養不足にならないようにする
・ストレスをためさせないようにする
真菌性皮膚炎・皮膚糸状菌症
症状
・皮膚上の脱毛が起こる
・皮膚表面上がカサカサする(乾燥)
・フケが発生する
原因
・カビによるもの
・免疫力低下によるもの
・不衛生な飼育環境によるもの
処置
・動物病院に連れて行き医師に適切な処方を受ける(飲み薬なで対処する)
予防
・水虫を患っている人を近づけさせないようにする
・ハムスターを触る前や掃除などをする前はよく手を洗う
・飼育環境を清潔に保つ
・野菜を与え過ぎない
細菌性皮膚炎(さいきんせいひふえん)
症状
・皮膚の一部に脱毛が見られる
・皮膚に発疹が出ている
・皮膚のかゆみやただれを伴う
原因
・飼育環境が不衛生によるもの
・免疫力の低下によるもの
・怪我やほかのハムスターによる咬み傷からの細菌感染によるもの
処置
・動物病院に連れて行き医師の適切な処方を受ける(飲み薬などの投与を行う)
予防
・飼育環境を清潔にする(床材や砂などをこまめに帰る、尿や糞で汚れた箇所を掃除する)
・ハムスターの多頭飼いには注意する
・怪我をしないような飼育環境を作る
栄養性皮膚炎(えいようせいひふえん)&栄養性脱毛(えいようせいだつもう)
症状
・顔やお尻などに脱毛が見られる
原因
・偏った食事による栄養不足によるもの
・老化によるもの
処置
・バランスの取れた食事に切り替える(ハムスター用のペレットに変えるなど)
・場合によっては栄養剤を与える
予防
バランスを考えた食事を与えることを心がけましょう。
おやつはとても喜びますが与えすぎると肝心なペレットをあまり食べない場合があります。
量を考えて好きなものを与えるようにする事がハムスターのためです。
ストレス性脱毛(すとれすせいだつもう)
症状
・皮膚上の一部の脱毛
原因
・飼育環境によるもの
・与えている食事内容によるもの
・飼い主によるハムスターへの過度の接触
処置
・ハムスターがストレスを感じないような飼育環境を作ってあげる
予防
・ハムスターを長時間触ったりかまったりしない
・清潔で快適な飼育環境を作ってあげる
もしハムスターの皮膚に異常を感じたら!?
まだハムスターを飼ってから間もないという初心者の方や飼ってから1年以上が経って、
老化が進んでいる時に突然、様子が変わってしまったことでオドオドしている方は、
まずは落ち着いてペットのハムちゃんの様子を伺いましょう。
まだ若いハムスターの場合は、今回紹介したような症状が現れている場合には、
すぐに病院に連れて行けば概ね、完治することでしょう。
ただし、老化が進んでいる場合には少し不安なところです。
飼育環境が原因によるものであれば、今すぐ対処できますが、
それ以外に原因がある場合には、すぐに医師の適切な処方が必要です。
たださえ老化で弱っているところに病院に連れていくわけですからストレスを溜め込みやすいです。
是非、慎重にそして冷静な判断を行ってください。
ハムスターはとても小さな生き物です。
小動物の中でもひときわ病気に気づきづらい生き物とも言えます。
毎日のお世話の時間にしっかりとチェックして、いつもとの変化がわかるようにしておきましょう!
皮膚病とは行っても、ハムスターからしたらとても辛い症状です。
可愛いのはわかりますが触りすごたりせずに、労わってお世話してあげるように心がけましょう!
また、
今回は皮膚に関する病気のご紹介でしたが、その他にも病気についてご紹介していますので、
是非、下記より合わせてチェックして行ってくださいね!
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